'2001 れーす日記
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<若草賞>新潟
サラ系4歳・新潟1700m(4/1)
1着:セントブライト(向山)1.50.2
2着:ヤシロビックボーイ(渡辺)3/4身
3着:ミスツキオカ(榎)1身
(Photo by
きくたけ)
私にとっては久々の新潟。新スタンドも形が出来つつあり、ターフビジョンも新しいものになっていて、いよいよ新装新潟競馬場オープンも間近になってきたなという感じです。その一方で新潟県競馬は、いつものように何一つ変わることなくいつものように開幕を迎えました。まあ、秋になれば新潟県競馬も左回りに変わり、パドックも新しくなるので、今の雰囲気を味わえるのもあとわずかですけどね。それにしてもJRAはもちろん、県競馬がどう変わるのか楽しみです。
さて、開幕日に行われる恒例の4歳限定戦・若草賞。アクションアラートもジェットボンもナッツベリーもいなくなってしまった新潟4歳陣。一気に小粒になってしまい少々興味が薄れ勝ちになってしまってますが、この中から新たに力をつけた馬がいないかどうかという視点で見るのも楽しみなところです。レースはセントブライトが勝利。ここにきて着実に力をつけてきているのは間違いなさそうで、スケールという点では上記の3頭と比べるとまだまだではありますが、血統的には筋金入りの晩成型なので、もしかしてもしかすると大化けするかも、なんていう期待は多少なりとももたせてくれる馬ではあります。ちょっと注目してみようかな。
<仲春特別>新潟
サラ系オープン・新潟1600m(4/1)
1着:セカンドゲス(山田)1.39.3
2着:ハイテンションパル(長谷川)7身
3着:マイネルナイスガイ(上村)4身
(Photo by
きくたけ)
2001年新潟県競馬の古馬の主力どころを整理すると、やはり昨年度末の新潟グランプリ、エーブブレーン・エビスヤマト・セカンドゲスの上位3頭が引っ張っていくものと思われ、3強を形勢していると言っていいでしょう。この3頭の冬場の動向としては三者三様で、エビスヤマトは例年通りに全国のグレードレースに積極的に参戦。エーブブレーンも休むことなく高崎に腰を据えて、いい結果も残してきました。一方、セカンドゲスはこの2頭とは対象的に、この冬はじっくりと休養。厩舎もオーナーも変わり、気分も新たに今年のシーズンを迎えました。
さて、そのセカンドゲスが今年度始動の一戦となる仲春特別。さすがにこの時期の新潟は冬場休んだ馬がほとんどですので、仕上り切っていない馬のオンパレードという感じなのが通例ですが、この日のセカンドゲスは仕上り万全。毛づやといい馬体のハリといい、他の馬とは格段の違いをパドックで見せつけていました。目指すところはこんなところではない、と言わんばかりでしたね。レースも全然圧勝。好位から直線だけで7馬身チギる圧勝で、完璧なレース振りでした。タイムも優秀で、もしかして今年はグレード競争でも相当いい結果を残してくれそうな、そんな期待をふくらませてくれる素晴らしい内容。今年はかなり楽しみにしたいと思います。
<スプリングC>岩手
サラ系3歳・水沢1600m(4/7)
1着:メグミウイナー(西)1.46.5
2着:シャイニングスカイ(村上)アタマ
3着:クラネーション(小林俊)10身
(Photo by
きくたけ)
菅原勲のいない岩手競馬開幕日。中央GI・NHKマイルCトライアルのニュージーランドTにネイティブハートで挑戦する為、彼の姿はここにはありませんでした。もちろん、そのネイティヴハートは断然の人気と多くのファンの期待を背負っての参戦。結果は2着とまずは底力は見せてくれたようで、出張先で十分責務を果たしたと言っていいでしょうか。次回が楽しみです。
さて、今年の岩手競馬のこの世代。ネイティヴハートは別格として、それ以外は南部駒賞で他地区勢に完敗を許したことなど、レベルは決して高くないという声も聞こえてきます。それを占う意味でも興味深い一戦となったこのスプリングC。人気のメグミウイナーとシャイニングスカイとの激しい叩き合いの一騎打ちは、なかなか見どころ十分でいいレースでした。特に勝ったメグミウイナー、デビュー当時の期待の大きさはネイティヴハート以上だった逸材。デビュー戦をレコードで圧勝して以降は決して期待通りの走りではなかったはずです。頭打ちとか距離の限界とか言われた昨年の暮れから、少なくともこの一戦を見る限り、やっとたくましくなってきたように思います。このメグミウイナーがいて、ネイティヴハートがいて、ガッサンホワイトがいて、そしてシャイニングスカイがいて。この世代への期待はどこまでも大きくなっていくようです。
<菜の花賞>岩手
サラ系3歳牝馬・水沢1600m(4/8)
1着:セイントリーフ(阿部)1.47.3
2着:ベーシックフジ(沢田)4身
3着:トウケイグレース(畠山)3/4身
(Photo by
きくたけ)
従来のアラブ3歳戦から今年より3歳牝馬重賞として復活した日高賞。その前哨戦として新設されたのがこの菜の花賞です。これまで岩手の牝馬限定戦というと、古馬のビューチフルドリーマーCと3歳のひまわり賞ぐらいしかなかったのが、去年あたりから続々と増やしてきています。アラブ競争が廃止されて、これまで通りのサラブレッドだけでの番組にはバリエーションが無くなってしまうのを防ぐ意味でも、牝馬路線の充実や距離体系の整備というのは必須になっているのでしょう。馬にとっても選択肢が増えることはいいことだし、層が厚くなっていろんな角度でのチャンピオンがでてくると見る側からしても競馬は楽しくなってくるものです。
スプリングCと中央・ニュージーランドTの結果から、今年の岩手の3歳陣は安泰ということを示した昨日。1日おいて、また期待馬登場です。地元では重賞・特別を3勝、中央・福島3歳Sに2着に食い込み、そして何よる光るのが若鮎賞でネイティヴハートの2着に踏ん張ったのがこのセイントリーフ。中央馬以外ではネイティヴハートを唯一本気にさせたのはこの馬だけと言っていいでしょう。今日も完璧なレースで、まったく危なげのない4馬身差の圧勝。まずは無難な始動でした。恐らく次走は日高賞かと思いますが、そこを目標とは言わずにもっともっと大きな舞台を狙ってほしいと誰もが思ってしまうほど、期待を更に抱かせてくれる今日のレースでした。
<まんさく賞>岩手
サラ系オープン・水沢1600m(4/15)
1着:バンチャンプ(畠山)1.44.0
2着:マジックゲーム(小林俊)1身
3着:ランニングメイト(谷地)1身1/4
(Photo by
きくたけ)
いいメンバーが揃いましたね。登録段階では13頭中、10頭がタイトルホルダー。結局ここに駒を進めてきたのは11頭となってしまいましたが、それでもタイトルホルダーがそのうち9頭で、全馬がグレード出走歴ありと、なかなか豪華なメンバー構成になりました。恐らくこの先、いろいろな路線に分かれていったり、交流戦に遠征する馬がいたり、あるいは残念ながらリタイヤしてしまう馬などもいると思うので、これだけ揃うのは今年はもうないかも知れません。それにしても、なんだかんだと言いながら、今年も岩手はトーホウエンペラーやトニージェント、メイセイユウシャにパーソナリティワンなど、まだまだ強豪が控えていることを考えると、メイセイオペラが抜けた後とはいえ、相変わらず層が厚いです。
レースは古豪・バンチャンプが1年振りの勝利となる見事な復活劇。逃げてこそのハイフレンドピュアが断然人気で、そのハナを迷うことなく果敢に叩いて逃げ切ってしまった畠山信一の、なんとも彼らしいレース振りでもありました。バンチャンプ自身のほうも確かに春先はいつも調子はいいタイプではありますが、ここで健在振り十二分にアピール。今の状態をずっと維持して条件を選んでいけば、往年時とは言わないまでも、まだまだ期待していいかも知れません。
<ポセイドン特別>上山
サラ系3歳・4歳・上山1300m(4/22)
1着:ニッケルスイソ(小嶋)1.25.2
2着:マイグッドワンダー(渡邊一)2身
3着:コマザブル(小国)2身
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きくたけ)
サラ系3歳と4歳だけの特殊な条件によるこのレース。しかし例年、開幕開催にイキのいいメンツが揃う、興味がそそられる一戦でもあります。なにしろその年の上山戦線を占うには、格好の条件なのですよ。確かに一般的にはこの時期の3歳と4歳では明らかに4歳のほうが上で、事実、これまでも4歳勢が優位なレース結果となっていました。しかし一方で、3歳が4歳を食ってしまうのも痛快です。いずれ、どっちが勝っても上山の未来がぼんやりと見えてくるのですから、楽しいレースであるのには変わりません。
昨年暮れ、水沢の南部駒賞でエース・ジーナフォンテンを欠きながらもワン・ツーを決めた上山3歳陣。レベルは間違い無く高く、層も厚くなっています。しかし、ここにはその2頭はおろか、ジーナフォンテンもいません。であればやはり4歳勢優位は今年も変わらず、昨年最終戦の自己条件でレコードの圧勝劇を演じたすみれ賞馬・ニッケルスイソが断然の一番人気。レースもそのニッケルスイソが当時の勢いを維持し、人気に応える快勝。いまだに古馬の上位陣とは走っていないものの、主役を張れる可能性も持った馬だけに、今年一年、楽しみにしてみましょう。結局、掲示板は4歳勢が独占で、この3歳陣では、まだ荷が重かったようでした。ジーナフォンテンとか早く戻ってくればいいなあ。
<留守杯日高賞>岩手
サラ系3歳牝馬・水沢1600m(4/29)
1着:セイントリーフ(阿部)1.47.1
2着:ベーシックフジ(沢田)4身
3着:ビッグキャンドル(渡辺)4身
(Photo by
きくたけ)
日高賞と言えばアラブの旧4歳戦。そろそろ真冬を目前に控え、今年ももう間もなく終わりなんだなあ、とか思ったりしながら迎える寒い寒い水沢開催というイメージです。この日高賞という名前を2年振りに継承したのが、今回の留守杯日高賞。華やかなGWのこの日はとにかく暑かったです。半袖で歩く若者なんかも見うけられ、演歌的で寒いイメージのかつての日高賞とはあまりにもかけ離れてしまっていました。まあ、今回は「第一回」と銘打ってるからには、かつての日高賞の面影を追いかけるのはおかしいのですけどね。
トライアルの菜の花賞を完勝したセイントリーフが断然の一番人気。実績からしてもここも負けてはいけない一戦です。レースはその通り、文句無しの快勝。2着もベーシックフジで、菜の花賞の再現という感じ。この日、水沢でも場外発売された京都の天皇賞のように、何回やっても1着・2着変わらずというのは、岩手の4歳牝馬戦線でも同様だったりしてます。まあ、タカノガディスあたり完全復活してくれれば、また違った結果になるかも知れないので、セイントリーフを脅かすような存在も早くでてきてほしいですよね。
<赤松杯>岩手
サラ系オープン・水沢1900m(4/30)
1着:トーホウエンペラー(村上)2.04.3
2着:インターフラッグ(菅原勲)1/2身
3着:ヘッドライン(沢田)4身
(Photo by
きくたけ)
さあ、岩手の新エース・トーホウエンペラーの登場です。メイセイオペラなきあとの岩手の競馬界、やはりこの馬がこれからの岩手を引っ張っていくべき一頭というのは誰しも思っていること。もちろん、まだ桐花賞を制覇したばかりの重賞1勝馬で、現時点ではメイセイオペラ級には及びませんが、キャリアが薄い分、底は見せていないはず。血統面での成長力を期待すれば、これからの可能性は秘めており、まだまだ伸びてくれるはずです。なにしろこの馬にとって一番いいところは精神面での強さであって、これを武器にしてあとは経験さえ積んでいけば、どこまでも伸びてくれるだろうという大きな期待を感じさせてくれます。とにかくこの今季初戦は、どんな成長かを見る上で注目すべき一戦です。
もちろん、トーホウエンペラーが単勝元返しの断然人気。レースは逃げるグローバルゴットをトーホウエンペラーが2番手につける大名マーク。しかしスーパーナカヤマは向正面中ごろで早々と脱落してしまい、トーホウエンペラーは結果として逃げるような形の展開。最後の直線でGII馬・インターグローバル&菅原勲に詰め寄られたものの、なんとかしのぎ切って先頭でゴール。厳しい展開を割り引いたとしても、正直少々物足りない勝ち方かなというのは思うところではあるけれど、まあここは試走。次こそは「やっぱり相当成長してたみたいだね」と思わせてくれるような、すごいレースを期待したいです。