'2002 れーす日記
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<スプリングC>岩手
サラ系3歳・水沢1600m(4/6)
1着:ナノテクノロジー(村上)1.44.6
2着:チュードサンデー(菅原勲)1/2身
3着:サイレントホーク(小林俊)5身
(Photo by
きくたけ)
ようやくみちのくレース開幕となったこの日、岩手にとってはJBCイヤーの
幕開けとなるわけです。とにかくJBCを成功出来るかどうかは出走馬の質に
よるところが多分にあるので、その意味では地元・岩手からも強力な布陣で
迎え撃つことが大命題となります。古馬陣は例年以上に層が厚いのであまり
心配はいらないのですが、肝心の3歳陣はレベル的には例年並み(あるいはそれ
以下)。今期初戦のスプリングCはいつにも増して今年の岩手を占う重要な
位置付けとなるのことでしょう。
一番人気は昨年2歳ナンバー1のナノテクノロジーで、2番人気はチュードサンデー。
共に今年冬での中央挑戦・ヒヤシンスSで惨敗を喫しているところから、全国レベルを
目指すのであればこの2頭を逆転出来る馬の出現、あるいはこの2頭に目を見張るような
大きな成長振りがあるのか。このレースのポイントはそれだけでしょう。そして結果は
やはりこの2頭のマッチレースで、このメンバーに限っていえば新たな馬の出現は
なかったようでした。では、この2強に成長があったかどうかというとタイムは1.44.6で、
この週のこの条件の中では古馬戦含めて一番いいタイム。まあ、とりあえず水準程度の
レベルは維持してるみたいなので、とりあえず安心しておきましょうか。ただ、このまま
この2頭だけで引っ張っていくような形ではなく、下から脅かす存在があって切磋琢磨して
どんどんレベルを上げていかないと全国レベルに通用は厳しいと思うので、今後、どんな
展開になるのか是非注目し続けたいところですね。
<おひつじ座特別>上山
アラブ系A1級・上山1700m(4/14)
1着:マルハチフレンド(小嶋)1.51.9
2着:アオイリュウセイ(前野)3身3/4
3着:セイフクガバナー(佐藤)クビ
(Photo by
きくたけ)
上山競馬も開幕。当然いつもよりもスタンドのお客さんは多めで、例年より早めに咲いた桜も
開幕にあわせて満開となり、いつにも増して華やかな彩りでこの日を迎えました。
しかし経営的には厳しい状況というのは相変わらずで、中津や隣の新潟県競馬が廃止となって
しまったことは、この上山にとっても他人事ではありません。となれば一番の特効薬は
何かというと、やはり客を呼べるスーパーホースの出現が最も重要。アラブで言うと、
間違い無く全国でも屈指のレベルを誇るとはいえ、ここにきてトップクラスの転出が
相次いでしまい、やはりそのあたりが心配といえば心配です。
それでもこのおひつじ座特別、いざメンバーが確定するとさすがにハイレベルのアラブを改めて
痛感するような好メンバー。回避したりリタイヤする馬もなくトップクラスは全て揃った
というのもあって、アラブ好きにはたまらないメンバーとなりました。レースは
好位から抜け出したマルハチフレンドが、エース・アオイリュウセイの追撃をしのいで快勝。
全国チャンプ・ペルターブレーブは年齢からくる衰えなのか「神の脚」とも言われた末脚炸裂
とまではいかず4着。3歳から果敢に挑戦のレビンマサは5着。このメンバー相手でも
マルハチフレンドの強さが際立った結果で、聞くところによるとシーズン初戦はこれで
5年連続の勝利。そして得意の1700m(1800mになるとパタっと止まるんだけど、1700mまで
だったら鬼です)。マルハチフレンドにとっては勝つ条件は十分に揃っていたので、
終わってみれば納得の結果というところでしょうか。
<留守杯日高賞>岩手
サラ系3歳牝馬・水沢1600m(4/28)
1着:バンフレッシュ(畠山)1.47.8
2着:ライトマローダー(陶)2身1/2
3着:サクラスギ(小林俊)1身
(Photo by
きくたけ)
去年はセイントリーフのような鉄より堅い断然の一番人気がいたものの、
今年はどちらかというと小粒。トライアル・菜の花賞の覇者・
ケイテイドリームが多くの支持を集めて人気になってはいましたが、
どちらかというと上り馬。ここで勝てば一気に頭角を表す存在に
なり得るところで、もともとあまりレベルが高くないと言われている
この世代、前走の内容がよかっただけにこの馬に期待したくなる
のも十分理解出来ます。
しかし、そのケイテイドリームは思いのほか伸びずに5着に沈み、
勝ったのが2歳時の実績馬・バンフレッシュ。1角最後方からの
差し切り勝ちで、完勝と言える内容でしょう。2歳時にはこのまま
この世代の頂点に立ってしまうかとも言われた素質馬も、
度重なるアクシデントがヤンチャ小娘の歯車をすっかり狂わせて
しまって、ここでは単勝2000円余りの6番人気。
しかし、若鮎賞であっと言わせたの切れ味をようやく蘇らせてくれました。
断然人気のケイテイドリームが連を外したことによって馬単・11万円の
大波乱となりましたが、少なくともバンフレッシュの鮮やかな
レース振りは多くの人が納得するところでしょう。
<赤松杯>岩手
サラ系オープン・水沢1900m(4/29)
1着:トニージェント(村上)2.08.1
2着:グローバルゴット(小林俊)3身
3着:グレートジャスパー(村松)6身
(Photo by
きくたけ)
多くの有力馬はまんさく賞にいってしまった為にこの赤松杯は少々手薄。
そして典型的な格と好調馬との一戦。ゴッドスピードとダイワハンニバル
あたりは明かにこのメンバーなら格上とも言える存在も、年齢から
くる衰えもあるのはもちろん、順調に使えないところから、
どこまで復活してるのか。ならばここで浮上するのが格も遜色なく、
状態的にも文句無しのトニージェント。この馬が断然人気というのも
うなずけます。
少頭数の中距離戦というのもあって、実にゆったりした流れ。
となるとグローバルゴットにしめしめの展開。さて、これにからむのは
どの馬かが焦点で、抜け出したのはやはりトニージェント。
グローバルゴットを並ぶ間も交すとあとは余裕のゴールイン。
不来方賞馬であり、ダービーGP3着の実力馬も、古馬になってからは
低迷気味だったのが、桐花賞3着で復活の予感。半信半疑であった
ものの、ここでの勝利は完全復活をアピールするものでしょう。
勝ちタイム的には平凡といわざるをえないのですが、もともと
盛岡のマイルを1分38秒台のベストタイムを持つ馬だけに、
十分にスピードも兼ね備えている馬。ならばここでの復活は
次にも十分に期待がもてるのかなと思いたいところですが、
いかがでしょうか。ちなみに先述の実績馬2頭は下位を独占して
しまったようです。