勝機

トーホウエンペラー写真館

撮影:森内智也








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 そうは思ってはいけないとは思うのだけど、やはりトウケイニセイやメイセイオペラとどうしても比較をしたくなります。時代が悪かったのかほとんど外にいくことなく、常に地元に居座りながら最強馬の地位を築きあげていったトウケイニセイ。常に高いステージを求めていき、最強の座についた後も王道を歩み続けたメイセイオペラ。いくら重箱の隅をつつくように死角を探したとしてもあざ笑うかのよう勝ってしまうトウケイニセイ。勝つ時は期待を遥かに上回るほどに鮮やかに勝つ反面、負ける時はその理由さえ一体なになのか分からないほどの負けっぷりだったメイセイオペラ。そしてホーホウエンペラーとは、いくら比べど明かに違うタイプです。


 地元に残って勝ち続けるわけでもなく、王道ばかりを突き進むわけでもなく。あるいは最強馬として常に連戦連勝するわけでもなく、いくら万全で臨んでも負けてしまう時はどうしてもぬぐいきれない敗因があって負けてしまうのだけど、それでも勝つべきところはしっかり勝つ。トーホウエンペラーはある意味モロいところはあるのだけど、ある意味非常に勝負強い馬です。


 死角を一つ一つクリアしていき、負ける要素を極限まで削ぎ落として臨んだ南部杯。そしてそれが訪れた勝機。トーホウエンペラーはそれをしっかりものにしました。こういった時には本当に勝負強い馬です。ここ一番で見せてくれる強さこそ、地方競馬エースと言われる所以なのでしょう。

 遂に悲願の地元GI制覇を成し遂げたトーホウエンペラー。この馬にはまだ未来はあります。勝機が訪れてくれるチャンスはまだきっとあるはずでしょう。そしてもっと大きな舞台でこの勝負強さが見たいですね。まだまだ夢は見続けていきたいです。












トーホウエンペラー


父:ブライアンズタイム

母:レインボーブルー

母の父:ノーリュート


岩手・千葉四美厩舎所属


門別・千葉飯田牧場生産


馬主:東豊物産(株)











主な勝鞍

東北ダービー(97年)新潟

桐花賞(00年)水沢

シアンモア記念(01年)水沢

青藍賞(01年)水沢

朱鷺大賞典/GIII(01年)新潟

東京大賞典/GI(01年)大井

名古屋大賞典/GIII(02年)名古屋

青藍賞(02年)水沢

南部杯/GT(02年)盛岡


通算31戦20勝








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