平成の初代怪物

スイフトセイダイの今
 平成元年12月29日、大井・東京大賞典。そこで見たスイフトセイダイの勇姿こそが私の競馬の出発点です。私にとっての最初の大ヒーローこそがスイフトセイダイ。そして私は青森・競馬牧場で種牡馬生活を過ごす彼に会いに行ってきました。引退から5年8ヶ月たった涼しい夏のことです。
(Photo by ボルマツ)







友人が事前にアポをとるべく、伺う旨を伝えたところ、「一番めぐせー(醜い)馬いるがら、勝手に見でっていい」とのこと。結構アバウトで「いいおぢさん風」の場長さんでした。




相変わらず、顔デカいです。




お尻も相変わらずデカかったですが、やっぱり筋肉は相当落ちてたように思います。




黙々と柵の木をかじっていたのはなんだったんでしょうか。




すごく大人しかったですね。現役当時もパドックでうるさいところを見せた時もなかったしね。

しかし、雄大すぎるほどダイナミックな馬体は相変わらずでしたが、やはりお腹の出っぱりは気になります。





今年の種付けは2頭。うち、自分のところが1頭で、外部からの申し込みはわずかに1頭とのこと。宿敵・グレートホープのほうは重賞勝ち負け出来る馬もだしてスイフト以上にいい成績を残しているにもかかわらず既に廃用になってしまっています。種牡馬になっても厳しい世界、このスイフトセイダイも実に厳しい厳しい現実の中で生きています。「1年で1頭や2頭付けてもなかなかいい馬なんかでてこない」と、場長が言う通り種牡馬として成功の可能性は年々狭まっているのが実態です。とにかく私は1年でも長く種牡馬としてやっていけるよう、応援するだけですが、とにかく時間を見つけて出来る限りこの馬に会いに行きたいと思っています。そして、私のような熱心がファンがいるということを覚えてもらえれば、例え種牡馬としてすぐに結果がでなくても、辛抱強く種牡馬としてのチャンスを与え続けてくれるでしょう。私にとっての最初のヒーローです。いつか必ず大きな仕事をやってくれることを信じています。









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